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【MHF】 you



始めに

東北関東大震災の被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます

また

東北から参戦していた信愛なるハンターの方々、

鯖は違うかも知れないし

それどころではない状況だとは思いますが

いつか

いつか一息つける時が来たなら、


必ず、帰ってきてください


モンハンを愛する限り、我々はどんな状態でも、

いつでも

いつまでも仲間なのです

忘れないでください



そして

今回はMHFにちなんだ動画をうpしておきます

古くは

MH、MHG、MH2dos、と渡り歩いてきた本物のハンターたちなら

今回の作品に何か感じるものがあると思います

まぁ

それに

結構、有名な作品ですし私も過去にうpさせてもらったこともあります


組曲『MHF』



古き良き、ドンドルマ時代の名残を感じさせてくれる作品です

私自身、ドンドルマをMHFに返してほしくて

運営への要望

某掲示板

2鯖

ブログ

色んな場所で色んな行動を繰り返していました



MHFもフォワードへと新しい道を歩んでいます

それ自体はとても喜ばしい事なのですが

今、

この時期に敢えて私はもう一度、

みんなに問います

本当にMHFはこのままでいいのですか?


いつかMHFを離れる時が来て、

数年後、

今のMHF、メゼポルタにハンターたちに愛郷の想いがあると思いますか?


私の答えはNOです

ビジネスモデルとして効率化と

ベースのMH2dosからあまりにもかけ離れてしまっている現状の閉塞感

みんなも

もうとっくに気が付いている事だと思います

特に古いハンターたちなら尚の事だと思います


私の様な古いハンターを懐古厨だと言ってしまえばそれまでですが

コンテンツをMMO路線へシフトした時から内容は破綻しているのです

なぜ、そう思うのかは

同じものを何百、何千と集めて納品させる手法が、

今までのMHに当てはまるかどうかを比較すれば簡単にわかります

ゲームの最大の敵である


飽きる


という要素をMMO路線で綻びを直しているだけなのです



MHF運営の苦労も相当な物でしょう

収益を出すモデルとしては国内だけではなく、

海外から見ても過去に例を見ない程、

特異なジャンルを確立させているのです

尚且つ、順当に収益を出しつつオンライン事業の拡大も図ってきています

カプコンとしては

今後も可能な限りMHFで収益を絞り出そうとしています

私は

今までも言っていますが

オンライン事業には疎かったカプコンがここまで成長を果たしのです

もう、MHFではなく、

今まで蓄積したノウハウを生かした

新しいMHオンラインへの移行を考えるべき時期に来ていると思います



今の

何も裏付けがなく、

説得力のないメゼポルタ、

キャラバン、

クエスト、

NPC

何一つ、


大切にしたいという想いが湧き起こらないデータの塊だと私は思います



お客様のために



そんな体のいい言い訳で課金装備を蔓延させ、

初心者には一番大切な、

そして

一番、楽しい時期をカプコン自身が否定してしまっているのです


それを

先行プレイヤーとの様々な格差を埋めるため、

と言えば聞こえはいいのですが

これは明らかなMMO思考な運営手法です

唯一の救いは

MHFに経済活動が無いためアイテムに関するギスギス感が無いことでしょうか

私には

MHFプレイヤーの寿命を加速させてしまっている様にしか見えません


カプコンにはどんどん儲けてほしいですし

もっとたくさんの作品を生み出してほしいとも思います

なので

今回の作品は

MHF運営にこそ見直してほしい作品なのでこの時期に再うpさせてもらいました

まぁ

見てる訳ないでしょうがね



それでも


今回の震災に遭われたたくさんのハンターたちが愛郷の想いを抱ける、

そして

復興を果たしたら帰ってきたい!

そんな

誰もが愛して止まないメゼポルタを育ててほしいと私は思います


いつか

普段の様な日常が取り戻せる日が来た時、


きっと、アナタの友人はそこにいるよ!


そう言えるMHFであってほしいと心からそう思います



また、いつか


みんなとバカやっていられるMHFになりますように・・・・・







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最愛の家族へ贈る唄 第一章 Ⅲ



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最愛の家族へ贈る唄 第一章

第一章 Ⅱは↓からお進み下さい。
【最愛の家族へ贈る唄 第一章 Ⅱ】





                         

夜が明けてから、どれほどの時間が経ったのだろう。
朝日を浴びた建物からは、白い靄が立ち上り、
陽の光を目一杯受け止める様に、早起きなアイルー達が伸びをしている。

二人は色々と話した後、子犬の「患者」の様子を見るために特設ベッドへ来ていた。
静かに寝息を立てて眠る子犬を確認すると、
死神と名乗る男はゆっくりと立ち上がり、出口へと歩き出す。

「もう行くのかね?」

「ああ、仕事が待っている。」

そうか、とうなずくポラック。

「仕事が終わったらコイツの様子を見にまたここへ来てくれ。」

死神は何も言わず静かにうなずいて、フードを深く被り、陽の光に中へ溶けていった。
それを見て驚くポラック。 慌てて飛び出すが影も形もない。

「もういないのか・・・・」

ほんの一瞬の出来事。
今まで自分は夢を見ていたのだろうか?と、さえ思った。
自分が診た患者も夢なのか?と思い振り返るが、患者ちゃんとそこにいる。

「お前は現実なんだな。」

一言ポツリと口にしたとたん、待ちかねた様に眠気が襲ってくる。
ポラックはもう一度、患者の容態を確認した後、
自分も少し寝ようとベッドの中へ潜り込んだ。


夢の中でポラックは、昨夜の出来事を思い返していた。
無意識の内に再現される場面の数々。

「死神、ああ、そういえばこんな顔だったな。本当に死神なんだろうか・・・」

未だに信じられないポラック。

「そんな事はどうでもいいか・・・、例え死神であっても、人間が無視する様な
 命を救ってくれと人間に頼みに来た死神だ、悪いやつじゃないさ・・・・・」

ポラックは、死神と名乗った男の存在がどうしても無視出来ない理由は
たぶん、名前不相応な行動にこそ、
自分は無視出来ない理由があるのだろうと考えていた。

次第に夢が途切れ途切れになっていく。

「そういえば、昨夜は急患も来なかったし珍しい夜だったなぁ・・・・
 いつもこうならいいのになぁ・・・・・」

そう思ったのを最後に、ポラックはさらに深い眠りへと落ちていった。








何かを叩く音が微かに聞こえる。

ドンドンドン!

遠くに聞こえるその音が、次第に近くで聞こえる様になってくる。

「誰だよ・・・、こっちは夜勤明けみたいなもんだぞ・・・・」

まだ動きの鈍い身体を引きずる様に歩き出し、
その音の出所をたどって行くと出口にたどり着いた。
鍵を外すポラック。

「先生!どれだけ待たせれば気が済むんだ!」

「そんなに前から来ていたとは知らなかったよ、徹夜で急患相手だったものでね。」

だから眠いんだ、察してくれよ思いながらあくびをする。

「そんな事より大変なんだ!重傷者多数、生存者は不明、現場まですぐに来てくれ!」

大老殿ギルドの衛兵が血相を変えてポラックにそう訴える。
寝起きに聞くには最悪のモーニングコールだなと頭を抱えるポラック。

「救急医療チームはどうした?それでも足りないのか?」

「足りないなんてもんじゃない!とてもじゃないが手が足りないんだよ!」

「わかったから、詳しい状況を説明してくれないか?
 このまま出発してもとてもではないが仕事にならんよ。」

何でこんなに冷静でいられるのか、と衛兵は苛立つ。

「兎に角、来てくれ!」

そう言われるのがはやいか、腕をつかまれ馬車で現場近くまで連れて行かれた。

「これではまるで誘拐か拉致じゃないか・・・・」

ぶつぶつと文句を垂れるポラックだったが、現場の森に近づくにつれ、
周囲に漂う異様な気配を感じるのだった。
馬車から降りて現場を目指す。
次第に、火薬や薬品の臭いに混じって血の臭いが強くなってくる。

「もうすぐか・・・・」

医者という本能が完全に目を覚まし、自然と歩みを早めていた。
と、その時、先頭を行く衛兵の動きが止まる。
一瞬、息が止まる様な錯覚に襲われた。
その光景は正に地獄絵図そのもので、辺りに聞こえるのはうめき声だけだった。

「遅かったか・・・・!医者までやられているなんて・・・・!」

その言葉を確かめるために、ポラックは立ち尽くす衛兵を押しのけた。

「なんて事だ・・・・・・・!」

樹木が薙ぎ倒された跡があるが、見通しは良い。
今となっては、開けた平地が真っ赤に染まっている。
正に一面、赤一色。

「生存者を探せ!周囲警戒!退路の確保も忘れるな!」

衛兵達の指揮官から指示が飛ぶ。
決死の捜索活動が始まった。




捜索開始からしばらくして、
辺りには既に脅威は感じられず、
周囲の樹木には鳥達も戻って来た様だった。

捜索が一先ず完了し、後発の増援部隊が到着したのは昼過ぎの事だった。
辺りは酷い有様で、五体が揃っているものは皆無であり、
皆、どこかしらが欠損していた。
そのため、肉片の一つに至るまでかき集め、身元の割り出しに急いだ。

ギルドで管理している出発者登録リストと捜索隊名簿と照らし合わせて捜索した結果、

ギルド直轄武装戦闘警護隊 死亡10名
ドンドルマ救急医療チーム  死亡9名
ハンターライセンス登録者  死亡8名
該当所属無し         死亡4名 不明2名

合計             死者、約31名  身元不明者2名

何とも歯切れの悪い結果となった。
内訳はこうだ。

先発医療救急チーム護衛兼、討伐隊10名、全員の死亡が確認され、
先発医療救急チームも9名、全員の死亡が確認、
ギルドの依頼で出発したハンター8名も、全員の死亡が確認された。

駆けつけた時にはまだ息のあった者もいたが、既に手の施しようが無く、
苦しみながらこの世を去った。
又、登録情報や身体的特徴といった検査記録から調べてみても、
どうしても4名だけ身元がわからない上に、左腕が二本も多いのだ。
どの遺体にも共通している事だが、全くと言っていい程喰われた痕はなく、
かき集めた肉片で全ての遺体の欠損部分が揃っているのだ。
詳しく分析している余裕はないが、可能性としてはこうだ。

1. 身元不明4名は密猟者である可能性があり、
  その仲間の内、残る2人の左腕である可能性が最も高い。

2. 密猟に入った森で、「何かしらの脅威」と出会い、
  抵抗するも、文字通り、手も足も出せず敗北。

3. その戦闘の様子を正規のハンターのために派遣されていた
  観測隊の気球に発見される事を恐れ、仲間を見捨てて逃亡。

4. 一度は去った「何かしらの脅威」は、正規のハンター達が通過しようとした時、
  もう一度、この現場に現れて襲われたであろう事。

5. その様子をギルドに伝えた観測隊が、緊急医療チームを護衛付きで
  派遣したにも拘らず、無念にも全滅した事。


単純に考えれば以上の様になると思われる。

だが、心配なのは切断された左腕の持ち主達だ。
恐らくは右利きだったのだろう、腕には今でも盾が握られている。
とっさの防御も間に合わず、衝撃と共に吹き飛ばされたのだろう。

「一体、何が相手だったんだ・・・? こんなの見た事がない・・・・」

今の問題は、相手が「何か?」ではなく、この左腕の持ち主を探す事だ、
そう頭を切り替えるにはほんの少し、時間が必要だった。
そしてポラックは思う。

「もし、出発を渋っていなかったら、私もここで転がっている肉塊だったのだろうか・・・」

背筋に冷たいものが走る。
しかし、このままではいけないと気を取り直し衛兵指揮官に話しかける。

「この左腕の持ち主達は心臓に近い動脈をやられている。
 一刻の猶予もない。早く保護をして、この脅威から遠ざかる事が先決だ。」

もっとだ、とうなずく指揮官は背後で整列する重装備の衛兵に向かって言う。

「緊急事態だ!4名を1部隊とし、4部隊を編成!各個、視認可能距離を保ちつつ、
 残る生存者の捜索、未確認の脅威の索敵にあたれ! 尚、脅威を発見した場合、
 戦闘はせずに報告しろ!戦闘の必要はない! ケツをまくって逃げて来い! 
 以上!」

何とも頼もしい指揮官だな、とポラックは思う。
この惨状を目の当たりにしても尚、臆する事なく指示を飛ばす。
しかも、逃げて来い!とは恐れ入るな、と感心する。
まぁ、当然だろう。
仮に戦闘になったとしても、恐らく、勝てない。
死体を増やすだけだ。
それがわかっているから、あんな言い方をしたのだろう。
彼は部下にも慕われているのだろうな、と思った。
だからこそ、全滅した部下を思うといたたまれないのだろう。
その無念が感じ取れる目をしているな、とポラックは彼に同情していた。

もう昼を過ぎている。
日が落ちる前の、最後の捜索が始まった。


続く


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最愛の家族へ贈る唄 第一章 Ⅱ



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最愛の家族へ贈る唄 第一章



私の名はポラック。
ドンドルマで医者として生活している。
ある日の寒い夜遅く、死神と名乗る男が、
罠に掛かった瀕死の動物を私に診てくれと助けを求めて来た。
人間以外は専門外ではあったが、どうしても放っては置けない、
そんな気がしてならなかった。






                        

死神が連れて来た動物の傷は思いのほか深かった。
大量の失血による心肺機能低下に脚の骨折、
特に肋骨の骨折によるダメージが深刻だった。

大きさは中型犬にも満たない、まだ子供の犬の様だった。
死神の腕から渡された瞬間、助からないかも知れない。
直感的にそう思った。

もし助からなければ、彼は、死神と名乗った男は、どれほど悲しむ事だろう。
ポラックは、さっき会ったばかりの死神が不憫でならなかった。

恐らくはこの寒空の下、
この子犬を見つけた森から息の続く限り、私のもとへ走って来たのだろう。

そうまでして何故、死神は助けたいのだろう?
今にも消えそうな命の灯火を消すまいと、私を頼って来たのは何故だろう?

そんな思いが駆け巡る。
しかし、そんな事では助かるものも助からなくなる、
そう自分の頭の靄を振り払い、我に帰った時、自分を叱咤する。


何を考えているんだポラック、命を引き留める事、それがお前の仕事だろう?


そう、自分自身に言われた気がする。

「そうだったな」

独り事の様に呟き、最後の仕上げに掛かる。
敢えて、死神は何も言わなかった。

その後、折れた肋骨による肺へのダメージも確認出来ず、
奇跡的にも、肺を傷つける事なく処置する事が出来た。

気が付けば、もう朝だった。
表は低い朝日が昇り、暖かな陽の光がポラックの頬を照らす。

今回は「患者」と表現してよいものか、と思案していたポラック。
呼吸も安定し、眠る子犬を見て安堵のため息をついた。

「処置はこれで大丈夫だと思う。」

ポラックにはそう伝える事が精一杯だった。
何しろ、前例がないのだ。
自分も不安になるし、これ以上のいい言葉が見当たらなかった。

「しかし、感染症や回復の経過観察は必要だ。」

ポラックの医者らしい言葉に死神はとても満足している様だった。

「俺はアンタを信頼している。完治するまで頼まれてはくれないか?」

「無論だ。これはもう私にとっても「患者」だからね。」

死神の申し出をポラックは快く聞き入れた。

「しかし、かなりの費用が掛かる事が予想されるが大丈夫かね?」

「いくらだ?」

その問い自体にはポラックは応えれる確証はなかった。
通常、ハンターとはギルドにて登録制となっている。
その為にもポラック達がいる様なもので、
身体的不備、健康上の不備、精神的不備、エトセトラ・・・・。
それらが満たされなければ「ハンター」と名乗る事すら許されない。
不適切な者へは許可が下りない仕組みなのだ。
無論、それは治療の際にも当てはまる。
つまり、登録ギルドの保障や、納税者でなければ、
全ての費用は自費であり、その場で払わなければいけないのだ。
使用した薬品などに調査が入れば厄介な事になるな、
ポラックはそう感じて死神にたずねてみる。

「キミはギルドに所属しているのかね?」

「そんなものは知らない。」

だろうな、とポラックは納得した。
見るからにこの土地の者ではないのだから当然と言えば当然か、と
思案していたポラックに死神が更に言う。

「だが、金の事なら心配はない、安心してくれ。」

それは、死神なりにポラックを気遣った精一杯の配慮だった。

「そうか、それはありがたい。しかし、だ。
 現時点では総額など出せないが概算は出せる。」

「いくらだ?」

「恐らく、20万Zから25万Zは掛かるだろう。」

「フムン」

と死神。
何やら思案している様だった。

「この土地での通貨は持ち合わせてはいないが、これで足りるだろうか?」

そう言って死神は自分の真っ黒い、まるで影そのものの様なマントから
何かを取り出し、それをポラックに渡した。

「これは・・・宝石・・・・?」

手渡されたそれは、大きさにして15cm程の球体で、
見る角度で表面の色が変わる、何とも不思議な石だった。
よく見ると、中で何かが揺らいでいる様にも見えた。

「初めて見る石だ、これは何という鉱石かね?」

石に興味を持ったポラックがたずねる。
だが、死神の答えはとても簡単なものだった。

「知らない。」

余りにも予想外の答えにポラックは笑いがこみ上げた。

「こりゃぁいい、『知らない』か!」

ふと我に帰るポラック。
重要なのはこの石が、「患者」を完治させるだけの価値があるのかだったな、と
頭を切り替える。そしてこう思った。
彼が、この死神と名乗った男が、こうまでして私を訪ねて来たのだ。
誰も気にも止めない小さな命を助けてくれと、私に託したのだ。
こんな人間は見た事がない。
そう、ただの一度も、ポラックは見た事などなかった。
ただの一度も・・・・。


一旦、話を切り上げた後、二人は暖炉のそばにいた。
贅沢なものではないが、温かみのある優しい色をした絨毯に二人は腰を下ろし、
ポラックは我が家特製のスープとパンを二人分用意した。
身体を暖めつつ、死神にも勧める。
食べ方がわからないのか、死神はポラックの食べ方を見様見真似で口に運ぶ。
スプーンの使い方を知らない国があるのだな、とポラックは思った。
味はどうかと心配になったが、
美味そうに平らげる死神を見ていらぬ心配だったな、と肩をすくめる。
そして、死神が口を開いた。

「こんなに美味い食べ物は生まれて初めてだ。」

予想外の評価に驚くポラック。
間に合わせの物しか用意していなかったのに、彼は、死神は、
これ以上ない程、美味かったと言ったのだ。

「本当に不思議なやつだな、キミは。」

「そうか?気にした事もなかったな。」

やっぱり不思議なやつだよキミは、と心の中で思いながら言った。

「このスープ、ポラックスペシャルが食べたければここに来る事だよ。
 キミにならいつでも特別料金で振舞おう。」

「それはありがたいな。良心的金額で頼む。」

そう、二人はお互いの顔を見合わせて笑った。
その後、二人は色んな話をしているとあっと言う間に時間が過ぎていた。
それでわかった事はといえば、
彼は東の島国からやって来た事、家族は居ない事、仕事でドンドルマへ来た事、
決まった住居は持っていない事、年齢は自分でもわからない事、・・・・・。
ますます謎が深まってしまったな、とポラックは思った。
その中でも出会った時からの疑問が口をついて出た。

「どうして死神と名乗るのかね?」

死神はそうくるだろうとわかっていた様に口を開く。

「死神は死神、それ以上でもそれ以下でもない。」

やっぱりそう来るか、と肩をすくめるポラック。
しかし、と死神は続ける。

「私はどんな存在にでも、一番身近にいる隣人の様なものだ。」

なるほど、とポラックは聞いていた。
その言葉の意味通りなら理解出来る。

「では、キミは本当に死神だと言うのかね?」

改めて問うポラック。

「そうだ、私は死神だ。」

やれやれ、とため息をついた。
もし、彼の言う事が本当だとすれば、目の前に居るのは死神そのもので、
もし、そうでなければ、ただの精神異常者だろう。
どちらに転んでもいい結末は待っていないだろうな、と考えていた。

「私も医者の端くれだ、毎日、生と死の間で戦っている。
 だから、死神がいても何とも思わないが、いざ目の前に居るとなると戸惑うな。」

「すまない。」

他人が見ていれば、これが人間と死神のやりとりだろうか?と滑稽に思うに違いない。
しかし、彼を見る限りでは普通の人間だし、
年齢にして20歳くらいではないかと思わせる容姿だった。

「まぁいい、今日のところはここで休んで行きなさい。
 もし、明日も宿が決まらないのなら私のところへ来るといい。
 特別料金でポラックスペシャルをご馳走するよ。」

「ありがたい、その時は良心的金額でお願いしたい。」

こみ上げる笑いに任せて二人で笑いあった。




続く



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最愛の家族へ贈る唄 第一章



この世に生を受け、どれほどの生物達が納得して
自らが望む死を迎えることが出来たのだろうか。

どの世界、どの時代にも自らが選択できる最期など皆無であり、
我々の思惑とは無関係にそれは我々のすぐ後ろを追いかけてくる。
まるで意志を持った「死」という生き物の様に。

時には遠くで傍観し、時には背中を押されそうなほど近づいてくる。
我々はそれが今ではない、といわんばかりに足掻き、もがく。

だが、その決定権は我々にはないのだと理解する時、
もう、この世には存在していないのだろう。

どこからともなくやってくる「死」というやつは
要は、カタチがあるもの全てに「平等」に訪れる、権利なのだ。
それが理解出来るものは数少ないが、私は一人だけ、知っている。

私の名はポラック。
大老殿ギルドが公認している数少ない医師の一人だ。

私は、運び込まれる患者の人体を治療する事が仕事であり、
破損箇所は義体化し、可能な限り一般生活が出来る様にリハビリを施す。
私の元へ運ばれてくる患者の大半の相手は大型のモンスターらしく、
一命を取り止めたとしても、もうハンターには戻れないだろう。
患者が私の顔を見る時とは、

もうハンターに戻れない

つまりそういう事なのだ。
そう、そのはずだったんだ。
あいつに出会うまでは・・・・。





                      

本格的な寒さに突入した寒冷期の夜遅く、その男はやって来た。
その風貌は、見るからにこの土地のものではなく、異国のものだとすぐわかる。
ポラックは言葉が通じるのか不安に思ったが、
彼よりも先に、深夜の珍客が口を開いた。

「頼む、助けて欲しい。」

男はそう言ったが、ポラックは別の事を考えていた。
追われている、かくまって欲しい、だなんて言い出したりしてくれるなよ。
そうポラックは考えていた。
ところが、どうも男の様子がおかしい。
追われて逃げ込んだ、という訳でもなさそうだ。

「まず、用件を聴こうか。」

とポラックは診察用の丸イスを勧める。
男もこのままでは話が進まないと思ったのだろう。
大人しくその申し出を受け、腰を下ろした。

「キミの名前は?どこから来た?」

ポラックは当たり前の様にたずねる。
一瞬、戸惑った様にも見えた。

「死神」

男はただ一言、自分は死神だという。
まさかな、そう思いつつもどこから来たのかもたずねる。

「東の国だ」

そっけない。
ただ、それ一言。
これではラチがあかないと思ったポラック。
さっさと用件を済ませようと話しを切り出す。

「さて、それで、私にどうしろというのかね?」

やっと話しの核心に入ったと感じたその男、
自称「死神」はおもむろに表へ出て行った。
あっけにとられるポラックを他所に自称「死神」が戻ってくる。
腕には何かを抱えている。
自称「死神」は再度、頼む、助けて欲しい、とポラックに訴える。
二度目のそれは、悲痛な叫びの様にも聞こえた。
そう思ってしまっては、ポラックも黙ってはいられない性分なのだろう。
彼も黙って診察の準備を始める。

「治療対象はキミかね?それともキミの腕の中のものかね?」

「こいつだ」

そういうと、死神は腕の中のものを診てくれと差し出した。
これは、とポラックも不思議に思った。

「これは何だね?人間ではない事はわかるが・・・」

「森で罠に掛かって死にかけていた」

診れば脚と胴には深く何かが食い込んでいた跡が診て取れる。
ポラックは考え込む。

「私は人間であればこその医者だが、これは人間ではない」

「では、助けられないのか?」

死神は諦めるつもりは無いように食い下がる。

「そうではない、私は人間専門の医者だといっているんだよ。」

死神は戸惑う。
だからどうなのだ、と言わんばかりの表情だ。

「無理なのか?こいつを助けられないのか?頼む、」

その言葉を遮る様にポラックは言葉を続ける。

「あくまで人間の医者と言っているんだ。期待してくれるなよ。」

死神はありがとう、ありがとう、と何度も何度も繰り返す。
死神に感謝されるのも悪い気はしないものだな、
そんな思いがふと、頭を過ぎった。

「でも、助からなかったからといって俺の魂を連れて行くなよ?自称「死神」さんよ。」

ポラックは冗談混じりにそう言ってみる。
続けて死神は言った。

「もちろんだ、そんな事は決してしない。
 この先、キミの命が尽きる時にはキミの望む死を叶えよう。」

「そいつは嬉しいね、自称「死神」さん。頼りにいているよ。」

何ともおかしな会話だな、と思いつつ、ポラックは目の前にいる小さな命に対峙する。

「コイツは犬かい?あまり見かけない犬種のようだが。」

「俺にもわからない。」

二人はついさっき知り合ったばかりとは思えないほど、会話を交わしていた。
死神の連れてきた犬の様な生き物は、中型犬にも満たない体格で、
まだ子供の様な印象にも診て取れた。

「声が聞こえたんだ」

唐突に死神がそう言った。

「森で何人かの人間が獲物を狩ったり、罠を放置している様な荒らした跡があった。」

「フム」

とポラック。

「普段ならそんな事には気にも止めない。
 だが、その時、コイツの今にも消えそうな声が聞こえたんだ。」

意外とよくしゃべる死神なんだな、とポラックは思う。

「状況はわかった。恐らくコイツの親はハンターにやられたのだろう。
 子供は大して価値がないと踏んで、罠のまま放置したのだろうな。」

ポラックは自分でそう分析していながら、何故か激しい怒りがこみ上げる。

「俺はこんな子供まで、無駄に殺させるためにハンターを治療しているんじゃない!」

無意識の内に診察台に拳を叩き付けるポラック。
自分でも予想外の行動だと思った。

「すまん、感情的になってしまった。治療を続ける。」

われに返ったポラックはそう、自分に言い聞かせるように指先の感覚に集中した。

「いや、いいんだ。まだ救いはあるのだな。」

何か言ったか?とポラックは顔を見ず聞き返すが、死神はただ一言、

「何も」

そうか、とポラックは納得し治療に専念する。


続く


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旧ドンドルマ 「ドンドルマ亭今昔物語」 第三夜




このPKなPKKには
旧ドンドルマを舞台にしたお話がちょっとだけあります。

それらは全て実話をもとに描かれており
古き良き過去を想い返す機会になれば、と思い
本当に遅いペースでどうしようもなく下手ですが書かせて頂いております。
今回は過去にあった日常を物語にしています。
もし、お時間の都合さえよろしければ最後まで御覧下さい。



                 第三夜



もうどれ位経つのだろうか・・・・・・
ドンドルマの街が消えて久しいが
今でもあのころの喧騒を思い出す。

今ではドンドルマに換わり
新たに建設されたメゼポルタ広場で古いハンター達の生活は再スタートした。

ドンドルマの街は良くも悪くも
ハンターズギルドの影響が強く表れていた。

それは我々の受ける依頼を管理する為でもあり
我々の安全を確保する為に必要なギルドの配慮でもあった。

もちろん、その名残は今のメゼポルタにも見て取れる。
それでも過去を懐かしみ、過去を惜しむ声も多く
ある者は人の往来が激し過ぎる、と残念そうに話していた。


いつからだろう


街の人々との会話も無くなり
酒場で出会った見知らぬ友と酒を酌み交わす事も無くなった。
何よりも、居なくなってしまった歌姫には今でも無性に逢いたくなる。


ドンドルマの夜が懐かしい・・・・・・・
そう想い返しながら眠りについた。






目が覚めると朝だった。
朝日が部屋を照らし、めいっぱい陽を浴びて今日も生きている事を実感する。

その時、冷たい雫がほほを伝う感触があった。
夢の中で悲しい出来事があったのかも知れない。

そんな想いにふける暇も無く
一緒に暮らしているアイルーが忙しそうに走り回る。

彼とは長い付き合いだが
几帳面すぎるところが玉に瑕だと溜め息をついた。
いそいそと送り出される私を他所に


今日も生死を掛けた一日が始まる。


部屋を出てすぐ
街を行き交う人々と朝の挨拶を交わす。

「おはよう!」

「いい天気だね!」

「朝ご飯は食べたのかい?仕入れたばかりの食材もあるよ!」

「うむ!おはよう!だがここはまだ通せんよ!」

おはよう! 明日もそう言えればいいなと思いながら
みんなと挨拶をし、身支度を整え酒場へと足を向ける。

もう既に何名かのハンターが到着していて軽い朝食をとっていた。
中には朝から酒を喉に流し込んでいる豪快なハンターもいる。
聞けば、それが彼の験担ぎらしく狩りを成功させる秘訣だと話してくれた。

酒場の受付嬢と会話をしながら自分に合った依頼を探す。
寒冷期の今は雪山方面への依頼は危険な為に中止しているらしい。

個人的にも欲しい素材が雪山方面に集中してはいるが
これも我々の安全の為だと割り切り、残念だが別の方面を探して見る。

そんなやり取りがしばらく続いた後、
顔見知りのハンター達も酒場へと合流してきた。

「なんだお前!まだ生きてたのかよ!」

「お前にだけは言われたくないよ!」

こんな乱暴で無粋なやり取りでも
本当はみんなで逢える事を心から喜んでいるのだ。


更に人が集まり活気を取り戻す。


血気盛んな若いハンター達は我先にと依頼を受け酒場を飛び出す。
若い内は死なない程度に挫折するのも良い勉強だ。
そう熟練ハンターの「鬼」達は言う。

自分も出発しようかと思っていた所へ顔馴染み達が酒場へ到着する。
聞けば特殊な鉱石がまとまった数必要らしい。
今後の為に自分も採掘へ参加する事にした。

向かう方面は火山地帯。
活火山地帯でしか採掘出来ない「紅蓮石」が今回の獲物だ。

常に高温を発する真っ赤な鉱石で
その見た目から「鳳凰石」とも呼ばれている。

とても希少価値が高く、
火山地帯でも極一部の鉱脈でしか採掘が確認されていないレアメタルだ。

主に我々の使用する武具の結合素材として重宝される。
とは言え、お目に掛かること自体が珍しく取引にも滅多に出回らない。

顔馴染み達も、だからこそ手に入れたいのだろう。
入念な準備をし一路、燃え盛る火山を目指す。

火山は海底が隆起した為に地上に姿を現し、
現在でも脈々と活動を続けている。

我々は酒場を出発した後、航路で火山島を目指した。
火山を駆け回り、それらしい鉱脈を見つけては一心不乱に掘りまくる。


汗水を垂らして採掘し
手持ちの物資が底を尽きかけた頃、みんなの意見で帰還する事にした。


終わってみれば全員、紅蓮石を手にしており
オマケで集まった鉱石や火山島特有の食材など大収穫だった。

帰りは重い荷物も苦にならず、みんな笑顔で無事に帰って来れた。
一先ず酒場で荷を解き、みんなで乾杯をするがこの充実感がたまらない。



この一瞬の為にハンターを続けているのかも知れない



そう思える時がある。
もちろん、成功ばかりではく失敗する事もままある。
中には帰らぬ人となって無言の帰還をするハンターもいる。

そんな意味では
この酒場は人生の縮図の様なものだと私は思う。

明日は我が身なのだ。

でも
そうならない様に仲間がいつも助けてくれた。

それ程大きくはないドンドルマでは同じハンターと依頼が重なる事がある。
そういった縁でお互いに信頼し合える仲間になる事も多いのだ。



一息入れた後、手持ちに必要な現金を得る為に余剰な素材を売却する。
帰りは食材屋のおばちゃんの店へよって帰ろう、そう思い酒場を後にした。

もうすっかり陽は落ちて
辺りは仄かに暗い夜のベールが降りていた。

買い物を済ませ帰宅した途端、アイルーが飛びついてくる。
今日も生きて帰って来れた事と彼のぬくもりを感じて改めて
我が家に帰って来れたんだ、と実感する。

二人で食事をしながら今日のお互いの出来事を話し
お互いに、お疲れ様!と笑い食卓を囲んだ。

そんな時間を過ごしていると
表から微かに歌声が聴こえて来る。


もうそんな時間か!


慌てて身支度する二人。
目指すはアリーナ、いざ歌姫の下へ。

ハンター達の娯楽と言えば数が限られているのかも知れない。
毎日、耳をつんざく咆哮や轟音の世界にいるハンターにとって歌姫は
最高の癒しであり娯楽なのだ。

そこでまた顔見知りと出会いみんなで歌姫の舞台を楽しんだ。

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みんなで手を振り声援を送る。
こんなハンターらしくない日常もドンドルマならではなのかも知れない。

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その後、彼らと別れ二人で帰宅する。
少し酒に酔った彼の足元は覚束ず、背負って家まで連れて帰る事にした。

いつも几帳面な彼も今は子供と同じである。
本当に憎めないヤツだよ、そんな事を思ったりもする。



次々と街の灯りが落ちて行く中、
明日も無事に生きて帰ってこれるだろうか?
このドンドルマが消えて無くなったりしないだろうか?

そんな不安が頭を過ぎり
夜の暗闇がそれらを恐怖に置き換え助長する。

永遠という言葉は使いたく無かったが
出来る事なら、
出来るだけ長く、このまま我々の日常であって欲しい、
出来る事ならば永遠に・・・・・・・・・・・




そう願い、私も眠りについた。




目が覚めると朝だった。
朝日が部屋を照らし、めいっぱい陽を浴びて今日も生きている事を実感する。

その時、冷たい雫がほほを伝う感触があった。
夢の中で悲しい出来事があったのかも知れない。

そんな想いにふける暇も無く
一緒に暮らしているアイルーが忙しそうに走り回る。

彼とは長い付き合いだが
几帳面すぎるところが玉に瑕だと溜め息をついた。
いそいそと送り出される私を他所に



今日も生死を掛けた一日が始まる



みんながいる新たなメゼポルタの大地で。














【参考出典】
【MHF】ドンドルマが恋しい人の数→32


長文、乱文、大変失礼致しました。
初期の記事は←左のタグ集の『ドンドルマ』を押して下さい。
一部、ドンドルマ関連の記事も含みますがもしよろしければどうぞ。

初期の作品ですが敢えて手直しをせずに置いてあります。
出来は恥ずかしいものですが気持ちは本物です。

ここまでご高覧頂きありがとうございました!



では!

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MHF・攻略ブログ

旧ドンドルマ 「ドンドルマ亭今昔物語」 第二夜

みなさんにはどうしても倒せなかった

モンスターはいますか?

私にはいます。

今でもそのときの事を思い出します。


                 第二夜

気のいい仲間たちと酒場で落合い

軽く一杯やりながら依頼書や手配書を眺め相談していた。

しばらくすると、仲間の一人がある依頼に釘付けになる。

相手は

桜火竜リオレイア亜種

どうやら何度も挑戦したが狩ることはおろか、

数名の仲間がやられたらしい。

ならば! と意気込む仲間たち。

しかし その軽い考えが甘かった・・・。

初めてぶち当たった硬い肉質、原種にもまして速い身のこなし、

そして

恐怖の咆哮・・・。


何度も何度も挑戦し


何度も何度も失敗した。



下位の頃とは言え、その当時可能な限り

精一杯の装備で挑んだ。


あらゆる部位への攻撃が弾き返され

大剣が放つ渾身の一撃も突進と咆哮で相殺される。


みんな、もう諦めようと思った。


しかし


沢山の失敗から学ぶことは確実に

経験として蓄積される。

我々のPTがあまりにも攻撃に特化していたため

仲間をサポートする術を知らなかったのが原因だった。

その経験を踏まえて編成した装備が

状態異常をもたらす性能では優秀な片手剣、

状態異常弾を使用し仲間を援護するライトボウガン。

そして

最大限の威力を発揮させるために前衛に立つ大剣と太刀の二人。

みんなで試行錯誤を重ね、自分の仕事を全うできるように理解し

桜火竜に挑んだ。

しかし

やはり強敵には変わり無く、一撃が重くのしかかる。


だが窮地を打開するべく切り込むデスパライズ、

その蓄積を高めようとサポートと回復を行うライトボウガン。

一瞬の好機を狙いじっと耐える大剣と太刀の二人・・・。


時間だけが過ぎて行き、体力も徐々に削られていく。

その刹那

麻痺の蓄積により動きを止める桜火竜

前衛二人はその好機を見逃さない。

尻尾へと振り下ろす大剣一閃!



見事に尻尾は宙に舞い、切断に成功した。

歓喜する仲間たちをよそに怒り狂った桜火竜が目の前にいる。

「逆鱗に触れた」とは正にこの事だろう。

繰り出される猛攻の嵐、防ぎきることもままならない。


回復薬も底を尽き、弾薬も残り少ない。

ベースキャンプで手当てを行い

疲れた体にまた鞭打つ。


それでも仲間たちは懸命に踏み止まり、

桜火竜と対峙する。

その時である

動きが鈍り、少しだが勝機が見えてきた!



「あと少しだ!」



誰が言ったかはわからないが、みんな同じ事を感じた。

みんな最後の力を振り絞り挑んで行く。



軽い身のこなしを生かし、懐に飛び込む片手使い

弾薬と罠、爆弾を使いサポートするライトボウガン

その長さを生かし突きから切り込む太刀

嵐の様な猛攻に命を削りつつも渾身の一撃を叩き込む大剣。


「あと少し!あと一撃!」


死に物狂いで戦い抜いた。

そして

何とか罠に誘導し倒れこむ桜火竜


「やった!」と歓声があがる!みんな呼応するように歓喜する!

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私はこの日の事を一生忘れないだろう。

桜火竜を倒せた喜びもあるがそれにもまして

仲間との協力の大切さを学んだ特別な日となったからだ。



今でもそれは忘れない。



Eaさん
焔豪さん
ヴァルキリーさん
この物語を親愛なる仲間達に捧ぐ





これも酒場から始まった「一つの物語である」






次回!逆襲!ドスファンゴと戦いまっす!(カチあげもるよ!)

旧ドンドルマ 「ドンドルマ亭今昔物語」 第一夜

今回のお話は旧ドンドルマの街にまつわるお話です。
(ドンドルマ亭と名付けたのはわかんない為の便宜上です。
御容赦を・・・・)

                 第一夜

もうどれ位たつのだろうか・・・。
ドンドルマの街が消えて久しいが
今でもあのころの喧騒を思い出す。

今となっては古龍が街を襲撃してくる時にしかその面影を見る事は出来ないが、古いハンター達の出発点はみんなココ!だった。

出会いと別れ 希望と絶望 みんな言葉は違えど
様々なカタチで、出会いと別れを繰り返し高みを目指した。

ある者は武具の極を目指し
またある者は己の組織を拡大させるべく
日々ハンターの動向を見極める事に性を出し
酒を酌み交わしていた。

そんな日々を過ごしていたある日
酒場で変わったヤツを見かけた。

来る日も来る日も酒場の同じテーブルに座り
静かに酒を飲んでいるハンターがいた。

始めはそんなヤツもいるだろう
と 考えていたがどうも様子が変だ。

私は思い切って近づいてみた。

すると無愛想でまったくの無反応・・・・。


何だコイツ?


これが正直な感想だった。
着ている装備に目をやれば

ピンク色のバケツヘルムギザミ装備そして斬破刀

やたらと攻撃的なハンターだなと思った。

その後、何度か見かける日々が続いていたある日
たまたま近づくとジョッキを掲げてアイキャッチをしてきやがる。

普段動かないヤツがいきなり動くと本当に驚かされる。
正直、カンベンしてほしい。

ま、まぁせっかくなので何かの縁だと思い
私も座りジョッキを掲げた。

口数は少ないが話してみるといいヤツだった。
そして 何度か共に依頼をこなし、また会おう!と約束し
酒場を後にした。

そんなある日の事

彼が所属している組織が解散するかもしれない
と 話してくれた

その当時、私は組織の中で活動した事が無かった為
彼の悩みをスグに理解してやれなかった。



            どうする事も出来なかった




その後、我々もハンターランク試験を突破し上位へと昇格した頃
しばらくして彼から連絡があった。

組織は解散してしまい、少しの間休業する と

なんだかやり切れない思いが心の奥底から湧き上がる。
何とかしてやれなかったのか?と自問自答する。

ハンターランクが50を数える頃
我々も組織を構え副長と活動していた。
試験と云うにはあまりにも過酷な黒龍討伐

正直このギルド頭おかしいんじゃねぇか?!と思う。

先人達の知識と経験に助けられ何とか最後の試験を突破出来た。

その頃である。

彼が戻ったと副長より連絡があった。

取りも直さず彼に会いに行く。
復帰を祝い、彼の黒龍討伐試験にも力を貸すと言い別れた。

その後無事に試験を突破し一人前のハンターとなって
我々の前に姿を現す。

やはり詳しくは話さないが元居た組織は解散したらしく
その話になると威勢が無くなる。

私は以前の事を思い出し、自分も後悔せぬよう
思い切って話を切り出した。



          「うちで良ければ来てほしい」




彼は 快く話しを聞き入れてくれた。














仲間とは組織の数では無い。
私はその時
可能な限り永くみんなの帰ってこれる場所である事を願い
組織を存続させようと心に決めた。

今では逆に私が支えられている存在だ。
かけがえの無い仲間の一人である。

ありがとう!LIGHTSさん!





これも酒場から始まった「一つの」物語である








次回!「超」特別演習と戦いまっす!!!









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